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七言句のための |
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四・三字熟語集(案) |
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2016.01.10 |
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熟 語 |
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読 み |
意 味 |
用 例 |
用例読み |
用例解説 |
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1 |
合法非道 |
4 |
ごうほうひどう |
法には適っているが、道理に合わないこと。 |
合法非道安保法 |
ごうほうひどうあんぽほう |
いろいろ議論があります。 |
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2 |
詐欺地図 |
4 |
さぎちず |
信頼して辿ってみたら、とんでもないところに出た。 |
詐欺地図元教師 |
さぎちずもときょうし |
鬼畜米英、愛国少年に誰がした。 |
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6 |
神様嘔吐 |
4 |
かみさまおうと |
神様が嘔吐するほど救いようがないこと。 |
神様嘔吐奴隷制 |
かみさまおうとどれいせい |
人類史の汚点のひとつ。 神様嘔吐核爆弾。 |
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5 |
安保法 |
3 |
あんぽほう |
日米安全保障条約 |
合法非道安保法 |
ごうほうひどうあんぽほう |
議論百出。 |
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7 |
馬面猫舌 |
4 |
うまずらねこじた |
貌は馬、舌は猫、DNA爭えぬ。 |
馬面猫舌話下手 |
うまずらねこじたはなしべた |
根っから取りなし。ああ無残。 |
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8 |
夕焼左折 |
4 |
ゆうやけさせつ |
今日は左に曲がって夕焼けを見て行きましょうか。 |
夕焼左折園月上 |
ゆうやけさせつえんげつのぼる |
左折したらビルの陰から円い月が出た。 |
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9 |
編曲過剰 |
4 |
へんきょくかじょう |
すっかり編曲されて元が残っていない。 |
編曲過剰作者誰 |
へんきょくかじょうさくしゃだれ |
沙翁とはだれのことかと沙翁いい。 |
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10 |
白服伽哩 |
4 |
しろふくかれい |
白い服に黄色のカレーがこぼれた。さあ大変。 |
白服伽哩無処置 |
しろふくかれいしょちもなし |
目だってしょうがない、処置もない。ああどうしよう。 |
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11 |
爆裂血族 |
4 |
ばくれつけつぞく |
遺伝が顕著なこと。親子二代、もしくは、三代、四代にわたり同じ過ちを繰り返すこと。 |
爆裂血族非道法 |
ばくれつけつぞくひどうほう |
いろいろ議論のあるところですが。 |
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12 |
構内抱擁 |
4 |
こうないほうよう |
意外な場所での意外な行い。 |
構内抱擁別世界 |
こうないほうようべつせかい |
意識は別世界にあるのだろう。 |
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13 |
日常主演 |
4 |
にちじょうしゅえん |
普段の生活からして、役者がかった人。その行い。 |
日常主演羽織袴 |
にちじょうしゅえんはおりにはかま |
常日頃、羽織に袴を着しているような自意識過剰な人。 |
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14 |
無駄目撃 |
4 |
むだもくげき |
無駄な目撃をすること。見てもしょうがないことを見てしまった。 |
無駄目撃犬小便 |
むだもくげきいぬのしょんべん |
それでも終わるまで見ていたあほな奴。 |
|
15 |
水玉刺青 |
4 |
みずたまいれずみ |
可愛いね。だけど怖いね。 |
水玉刺青髭面男 |
みずたまいれずみひげずらおとこ |
なに考えてるのだろう? |
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16 |
鼻歌過激 |
4 |
はなうたかげき |
過激な鼻歌。聞いてる人が恐怖を覺える。この人が何故? |
鼻歌過激爺老指 |
はなうたかげきやろうのゆび |
爺さん指1本欠けていた。 |
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17 |
他暴自棄 |
4 |
あぼうじき |
他人の勝手な行動で邪魔されて絶望状態になること。 |
他暴自棄怨骨髄 |
たぼうじきうらみこつずい |
ほんとにあいつ恨めしい。 |
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18 |
真贋一致 |
4 |
しんがんいっち |
本物と偽物の区別がつかないこと。 |
真贋一致無区別 |
しんがんいっちくべつなし |
本物らしく振舞うことを過剰に意識して偽物っぽくなること。 |
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19 |
風来坊完 |
4 |
ふうらいぼうかん |
風来坊になりたかったが一瞬で終わった。先天的に臆病だから無理なのだろう。 |
風来坊完早帰宅 |
ふうらいぼうかんはやきたく |
風来坊になりたかったがその日のうちに帰ってきた |
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20 |
恋文炎上 |
4 |
こいぶみえんじょう |
思いが強すぎて、燃えてしまうようなラブレター。 |
|
|
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21 |
恋文炎上 |
4 |
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|
恋文炎上地獄径 |
こいぶみえんじょうじごくみち |
激しすぎるラブレターは悲惨な結末を迎える。 |
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22 |
頓珍漢 |
3 |
とんちんかん |
つじつまが合わないこと。間抜けな人。 |
編曲過剰頓珍漢 |
へんきょくかじょうとんちんかん |
編曲され過ぎて何が何だかわからない。 |
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23 |
依然安全 |
4 |
いぜんあんぜん |
ずっと安全なこと。 |
依然安全大津波 |
いぜんあんぜんおおつなみ |
幸い鉄筋3階屋上に逃れた。 |
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24 |
無新規 |
3 |
しんきなし |
新しいところがない。まねばかりだ。 |
鸚鵡復唱無新規 |
おうむふくしょうしんきなし |
鸚鵡のように口真似ばかりでオリジナリティが全くない。 |
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25 |
自家楽園 |
4 |
いからくえん |
引きこもりにも楽しみあり。 |
自家楽園万巻書 |
じからくえんまんがんのしょ |
ただただ読書に明け暮れる。 |
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26 |
馬面猫舌 |
4 |
|
|
馬面猫舌何処人 |
うまずらねこじたどこのひと |
ひでーなあ、この人何処の人? |
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27 |
構内抱擁 |
0 |
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構内抱擁何処人 |
こうないほうようどこのひと |
べたべたと、あの2人どこのひと? |
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28 |
何処人 |
3 |
どこのひと |
何人なりや? |
他人伴奏何処人 |
たにんばんそうどこのひと |
何処の人だろう?いつの間にか一緒に走ってくれているのは? |
|
29 |
幹事横領 |
4 |
かんじおうりょう |
信じていた人に裏切られること。 |
幹事横領怨骨髄 |
かんじおうりょううらみこつずい |
あーあーーー |
|
30 |
大津波 |
3 |
おおつなみ |
大きな津波。 |
堤防無残大津波 |
ていぼうむざんおおつなみ |
信頼していた大堤防が大津波で無残に破壊された。想定外では済まされぬ大惨事。 |
|
31 |
布団反復 |
4 |
ふとんはんぷく |
二度寝すること。 |
布団反復日曜日 |
ふとんはんぷくにちようび |
今日は休みだも一度寝よう。 |
|
32 |
禿頭輩 |
3 |
とくとうのやから |
剥げ頭の人。 |
馬面猫舌禿頭輩 |
うまずらねこじたとくとうのやから |
ほんに、DNAは恐ろしい。 |
|
33 |
愚人策略 |
4 |
ぐじんさくりゃく |
馬鹿が懸けた罠。掛かるはずがないが、懸けられたことに腹が立つ。 |
愚人馬鹿見事嵌 |
ぐじんばかみごとにはまる |
嵌るはずがないのに嵌った。俺は馬鹿の二乗だ! |
|
34 |
円卓一人 |
4 |
えんたくひとり |
大きな円テーブルに独りでは寂しすぎる。 |
円卓一人突鋤焼 |
えんたくひとりすきやきつつく |
俺には友達がいないんだ。 |
|
35 |
正月皆無 |
4 |
しょうがつかいむ |
俺には、みんなが休む正月休みがないんだよ。 |
正月皆無銭絶無 |
しょうがつかいむぜにぜつむ |
銭もなければ暇もなし。 |
|
36 |
軟式人魚 |
4 |
なんしきにんぎょ |
隣の住人は人魚を演じていた。普段は普通に生活しているが、夜中に、これから続けるかやめるか友人に相談している涙声が聞こえてきた。 |
軟式人魚有哀愁 |
なんしきにんぎょにあいしゅうあり |
楽しいけどちょっと可愛そうだ。 |
|
37 |
戦車通学 |
4 |
せんしゃつうがく |
戦闘用の車両で通学すること。金髪、変形学生服など校則違反な姿で登校すること。 |
戦車通学若気至 |
せんしゃつうがくわかげのいたり |
対応する教師も気が重い。 |
|
38 |
呪詛殺人 |
4 |
じゅそさつじん |
悪意ある悪口はある種の殺人行為である。 |
呪詛殺人藁人形 |
じゅそさつじんわらにんぎょう |
昔、結構流行ったとか。 |
|
39 |
藁人形 |
3 |
わらにんぎょう |
藁で作った人形。 |
呪詛殺人藁人形 |
じゅそさつじんわらにんぎょう |
ひと形の藁人形を密かに貼り付けにする。 |
|
40 |
口先元気 |
4 |
くちさきげんき |
口だけは達者だ。 |
口先元気車椅子 |
くちさきげんきくるまいす |
車椅子に乗った、口達者な年寄り。 |
|
41 |
下流老人 |
4 |
かりゅうろうじん |
年収の低い年寄り。 |
下流老人危機迫 |
かりゅうろうじんききせまる |
消費税アップで年寄りは飢え死にだ。 |
|
42 |
他人船 |
3 |
たにんぶね |
自分の持ち物ではない船。 見知らぬ人と乗り合わせた船。
この世は、しょせん他人同士の乗り合いだ。 |
自家楽園他人船 |
じからくえんたにんぶね |
互いに何の関係もないじゃないか、自分は結構楽しくやってるよ、勝手にさせてくれ。 |
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43 |
大津波 |
3 |
つなみ |
|
堤防無残大津波 |
ていぼうむざんおおつなみ |
想定外では済まされぬ。 |
|
44 |
嗚呼無情 |
4 |
ああむじょう |
あーなさけない。 |
芸術逃亡嗚呼無情 |
げいじゅつとうぼうああむじょう |
失敗作を芸術と言い張るこの辛さ。 |
|
45 |
寝息詩吟 |
4 |
ねいきしぎん |
鼾がまるで詩吟のようだ。 |
寝息詩吟勝昼間 |
ねいきしぎんひるまにまさる |
寝息の方が好い。 |
|
46 |
突然百点 |
4 |
とつぜんひゃくてん |
いつもいつもダメなのに、ある人突然百点もらい、そのあと続かず天仰ぐ。 |
突然百点向後憂 |
とつぜんひゃくてんこうごのうれい |
後が大変。 |
|
47 |
向後憂 |
3 |
こうごのうれい |
後々の心配の種。 |
突然百点向後憂 |
とつぜんひゃくてんこうごのうれい |
残酷にも責任が重くのしかかる。 |
|
48 |
車椅子 |
3 |
くるまいす |
車椅子、車いすに乗っている人。 |
口先達者車椅子 |
くちさきたっしゃくるまいす |
はいこっち、次はそっち、曲がって、何してんのもっと急いで、何やっての、とろいね。 |
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49 |
便所便覧 |
4 |
べんじょびんらん |
似て非なるもの。全く違うもの。 |
便所便覧郵便局 |
べんじょびんらんゆうびんきょく |
|
|
50 |
郵便局 |
3 |
ゆうびんきょく |
「ゆうべんきょく」ではありません。 |
便所便覧郵便局 |
べんじょびんらんゆうびんきょく |
似て非なるもの。 |
|
51 |
終着駅 |
3 |
しゅうちゃくえき |
最後の駅。 |
|
|
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60 |
外国客 |
3 |
がいこくきゃく |
外国から来たお客さん。 |
風来坊完外国客 |
ふうらいぼうかんがいこくきゃく |
海外から来た観光客にも風来坊みたいなのがいっぱいるんだね。 |
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52 |
身破滅 |
3 |
みにはめつ |
自分の精神・肉体を壊すこと。 |
突撃哲学身破滅 |
とつげきてつがくみのはめつ |
心身共に滅入ってきますよ。 |
|
53 |
矛先無茶 |
4 |
ほこさきむちゃ |
突然、ありえない方向に矛先が向けられること。 |
矛先無茶爆撃機 |
ほこさきちがいばくげきき |
誰が、敵か、味方か、分かっているのかいないのか、分からぬままに爆撃される悲劇。 |
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54 |
爆撃機 |
3 |
ばくげきき |
爆弾をまき散らす飛行機。沢山の爆弾を落とすものもあれば、一発で大破壊するのもある。 |
矛先無茶爆撃機 |
ほこさきむちゃばくげきき |
思いもよらぬところも爆撃されることがある。逃げるしかない。悲惨 |
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55 |
微熱逆風 |
4 |
びねつぎゃくふう |
黙っていればこき使われる。はっきりいえば大事にされる。
何故言わぬ。 |
微熱逆風看時計 |
びねつぎゃくふうとけいみる |
受話器を取って時計見ながら悩んでる。 |
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56 |
餃子礼賛 |
4 |
ぎょうざらいさん |
餃子が一番、拉麺が一番などと言うのはほんとうだろうか。 |
餃子礼賛不知味 |
ぎょうざらいさんあじしらず |
もっと美味しいものがあることを知りながらーーー |
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57 |
不知味 |
3 |
あじしらず |
本当に美味しい味を知らない、可哀想な人。 |
餃子礼賛不知味 |
ぎょうざらいさんあじしらず |
もっと美味しいものが食べたい。 |
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58 |
別世界 |
3 |
べつせかい |
この世ではない。 |
構内抱擁別世界 |
こうないほうようべつせかい |
別世界の人間か。 |
|
59 |
怨骨髄 |
3 |
うらみこつずい |
骨髄に浸みるほどの怨み。髄は骨の中の腔所を充たす結合組織で、黄色の柔軟物、ほねのなずき。 |
幹事横領怨骨髄 |
かんじおうりょううらみこつずい |
頼りの人に裏切られ骨のみずきに恨みが浸みる。 |
|
61 |
被告側 |
3 |
ひこくがわ |
裁判で訴えられた側。 |
合法非道被告側 |
ごうほうひどうひこくがわ |
悪ことしてないのに裁判で負けた。ひどい話だよ。 |
|
62 |
土下座 |
3 |
どげざ |
地面にはいつくばっておやまること。 |
詐欺地図土下座 |
さぎちずどげざ |
道を聞かれたので概略図を渡したら、後で間違っていたことが分かり、土下座して謝ることになった。 |
|
63 |
研究者 |
3 |
けんきゅうしゃ |
心理を究めることを職業としている人。 |
詐欺地図研究者 |
さぎちずけんきゅうしゃ |
真理を究めることを職業とする研究者が、とんでもないことをいううことがある。よくよく注意すべし。 |
|
64 |
手料理 |
3 |
てりょうり |
料理屋などに注文せずに自分で作った料理。手製の料理。家庭料理。 |
|
|
|
65 |
不覚涙 |
3 |
ふかくのなみだ |
思わず知らず、意識しないのになぜか流れる涙。 |
馬面猫舌不覚涙 |
馬面猫舌不覚涙 |
馬面、猫舌に生まれついたことを思うたびに、思わず知らず涙がこぼれる。 |
|
66 |
湖畔宿 |
3 |
こはんのやど |
湖のほとりにある宿。 |
下流老人湖畔宿 |
かりゅうろうじんこはんのやど |
先行きに悲観して最後の旅に出た。新幹線の焼身自殺はいやだ、このまま消え去りたい。 |
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67 |
生存者 |
3 |
せいぞんしゃ |
何か事があって、生きながらえた人。 |
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|
|
68 |
納戸化石 |
4 |
なんどかせき |
納戸や押し入れを片付けているとき、思いがけず見つけた懐かしいもの。 |
納戸化石古手紙 |
なんどかせきふるてがみ |
あの人どうしているだろう? |
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69 |
返事天才 |
4 |
へんじてんさい |
返事は立派だが何もできない奴。 |
|
|
|
70 |
並木道 |
3 |
なみきみち |
両側に並木を植えた道。 |
突然百点並木道 |
とつぜんひゃくてんなみきみち |
思いもよらぬ満点答案、帰りの並木道でこっそり取り出して見たもんだ。 |
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71 |
偽名有名 |
4 |
ぎめいゆうめい |
偽名の方が有名になってしまうこと。 |
|
|
|
72 |
銀杏臭過 |
0 |
いちょうくさすぎ |
いくらなんでも銀杏は臭過ぎる。 |
|
|
|
73 |
仙人事故 |
4 |
せんにんじこ |
悟った仙人は尺度が違う。下界では通用しなくて事故に遭う。 |
|
|
|
74 |
元祖偽物 |
4 |
がんそぎぶつ |
一番最初に本物を模倣した偽物。時には本物を越えることがある。 |
元祖偽物是本家 |
がんそぎぶつこれほんけ |
元祖、本家、どっちが先? |
|
75 |
肉村八分 |
4 |
にくむらはちぶ |
鍋や焼き肉で皆が示し合わせたように肉を食べさせてくれないこと。 |
肉村八分怨骨髄 |
にくむらはちぶうらみこつずい |
よし、今に見ていろ! |
|
76 |
精密乱舞 |
4 |
せいみつらんぶ |
入り乱れて踊っているようであるがどこか規範的。 |
精密乱舞阿波踊 |
せいみつらんぶあわおどり |
勝手に踊らにゃ損損。 |
|
77 |
拉麺放置 |
4 |
ラーメンほうち |
ラーメンは熱いうちが美味しい。放置しておいてはいけません。 |
拉麺放置車椅子 |
ラーメン放置車椅子 |
フルマラソンに出場しようと思いながら、いつの間にか車椅子の身になった。 |
|
78 |
乙女涙 |
3 |
おとめのなみだ |
未婚の少女。 |
軟式人魚乙女涙 |
なんしきにんぎょおとめのなみだ |
楽しそうに人魚を演じているが実は泣いているのだ。 |
|
79 |
毎回脱皮 |
4 |
まいかいだっぴ |
心機一転、脱皮しました、と毎回言ってるけど、あいつ個性ないじゃないの? |
毎回脱皮無個性 |
まいかいだっぴこせいなし |
|
|
80 |
無個性 |
3 |
こせいなし |
その個人にしかない性格・性質がない。 |
編曲過剰無個性 |
へんきょくかじょうこせいなし |
まるっきり変わっちゃって個性がなくなった。 |
|
81 |
溜息影濃 |
4 |
ためいきえいのう |
吐いたため息の影が濃くなっていく。思い悩み活路が見いだせない状態の人。 |
溜息影濃乙女涙 |
ためいきえいのうおとめのなみだ |
ああ、わたし、どうしたらいいのでしょう。 |
|
82 |
裏声柔道 |
4 |
うらごえじゅうどう |
美しい裏声で気合を懸け、相手が聞きほれているうちに技をかけ相手を倒す裏ワザ。 |
裏声柔道応用編 |
うらわざじゅうどうおうようへん |
禿頭短身の彼は、持ち前の美声で彼女を捕まえた。 |
|
83 |
間隔静観 |
4 |
かんかくせいかん |
付かず離れずの微妙な関係で成り立っているものは静かに見守りたい。 |
間隔静観他人船 |
かんかくせいかんたにんぶね |
世の中、親密になりすぎるのも疎遠になりすぎるのもトラブルのもとになる。ほどほどがよい。 |
|
84 |
詮索不全 |
4 |
せんさくふぜん |
ものごと、どんなに詮索してみても完全に知ることはできない、却って全貌が見えなくなる。ほどほどがよい。 |
詮索不全福音書 |
せんさくふぜんふくいんしょ |
泥沼に入りそう。 |
|
85 |
前衛大衆 |
4 |
ぜんえいたいしゅう |
絶えず前衛であり続ければ求道者として格好がつくという大衆的考え方。 |
前衛大衆茶髪徒 |
ぜんえいたいしゅうちゃはつのと |
まだやってんの? |
|
86 |
土産自食 |
4 |
みやげじしょく |
皆で食べると美味しい土産も独りで食べると味気ない。分かち合うべきものは分かち合え。 |
土産自食無味気 |
みやげじしょくあじけなし |
|
|
87 |
高齢者 |
3 |
こうれいしゃ |
年寄り。75歳以上を後期高齢者という。 |
溜息影濃高齢者 |
ためいきえいのうこうれいしゃ |
健康第一でこの歳になったが、死ぬに死ねずこの後どうなるのだろう。ああーー。 |
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88 |
富裕層 |
3 |
ふゆうそう |
富んで豊かな人々。 |
|
|
|
89 |
出来心 |
3 |
できごころ |
もののはずみで、ふと起こった悪い考えや思い。 |
幹事横領出来心 |
かんじおうりょうできごころ |
出来心なんだろうな、幹事が横領するなんて。 |
|
90 |
独居翁 |
3 |
どっきょおう |
独り暮らしの老人。 |
土産自食独居翁 |
みやげじしょくどっきょおう |
閑に任せて旅行して、お土産沢山買ったけど、渡す相手も今はなく、一人寂しく家で食う。り。 |
|
91 |
邪気払 |
3 |
じゃきはらい |
病気など起こす悪い気。もののけ。 |
水玉刺青邪気払 |
みずたまいれずみじゃきばらい |
なんで刺青なんかしてる名だ?邪気払いだよ。いまどき? |
|
92 |
再稼働 |
3 |
さいかどう |
止まっていたものを再び動かすこと。 |
下流老人再稼働 |
かりゅろうじんさいかどう |
この歳になって、なんでまた働かなきゃならないの?何とかしてよ! |
|
93 |
二日酔 |
3 |
ふつかよい |
翌日も酔いが残っていること。 |
精密乱舞二日酔 |
せいみつらんぶふつかよい |
おもいおもいに、皆、勝手に飲んで騒いだけど、今朝は一様に皆、二日酔いだ。 |
|
94 |
継続狙 |
3 |
けいぞくねらう |
続けることを狙っている。 |
|
|
|
95 |
空気感 |
3 |
くうきかん |
雰囲気? なんとなく漂う感じ。なんとなく感じる世間の動き、動向。 |
|
|
|
96 |
再逮捕 |
3 |
さいたいほ |
再び逮捕されること。 |
|
|
|
97 |
適時打 |
3 |
クリーンヒット |
最も必要とされるときにヒットを放つこと。 |
|
|
|
98 |
心中真珠 |
4 |
しんちゅうしんじゅ |
どんな人、どんな状況下でも、必ず心の奥底には光る何かがあるという確信。 |
馬面猫舌心中真珠 |
うまづらねこじたしんちゅうしんじゅ |
見えはいかなろうとも心中真珠あり。 |
|
99 |
全身汚物 |
4 |
ぜんしんおぶつ |
いいところが全くない人。 |
|
|
|
100 |
桃色墓石 |
4 |
ももいろぼせき |
桃色をした墓石。 |
桃色墓石吾人生 |
ももいろぼせきわがじんせい |
どんな人生だったのだろう? |
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101 |
疎簾揺動 |
4 |
それんようどう |
軽やかな簾が風に揺れる |
疎簾揺動午睡醒 |
それんようどうごすいさむ |
軽やかな簾が風に揺れて昼寝から醒めた |
|
102 |
南郊一路 |
4 |
なんこういちろ |
街の南の一筋の道 |
南郊一路五月天 |
なんこういちろごがつのてん |
爽やかな五月、一路南郊を行く |
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103 |
絶望歌集 |
4 |
ぜつぼうかしゅう |
絶望の歌ばかりで編まれた歌集。不安悲しみばかりの人生。 |
絶望歌集全溜息 |
ぜつぼうかしゅうすべてためいき |
この人の人生は何だったのだろう?ところで、俺の人生は? |
|
104 |
鼻毛鳳凰 |
4 |
はなげほうおう |
鼻毛が鳳凰のように幽雅にそよいでいる様子。鳳凰のような鼻毛なら馬鹿にできぬ。欠点やコンプレックスも気の持ちようだ。 |
鼻毛鳳凰禿茶瓶 |
はなげほうおうはげちゃびん |
生まれ付の彼の禿げ頭も立派なスキンヘッドだ。 |
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105 |
迷彩多種 |
4 |
めいさいたしゅ |
地域無限定の迷彩色はかえって危険だ。別の場所では目立ちすぎる。 |
迷彩多種無本業 |
めいさいたしゅほんぎょうなし |
余りにいろいろやり過ぎ、あいつの本業は何だ? |
|
106 |
活動吸飲 |
4 |
かつどうきゅういん |
やりたいこともできず、言いたいことも言えず、絶えず言葉を飲み込んで動き出せない様子。 |
活動吸飲軟弱児 |
かつどうきゅういんなんじゃくじ |
おれは軟弱だ、何もできない。 |
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107 |
曖昧連鎖 |
4 |
あいまいれんさ |
半可通同士の議論は何を言ってるのか互いに訳が分からなくなる。 |
曖昧連鎖無底沼 |
あいまいれんさそこなしぬま |
周りは真っ暗、何が何だかわからな。 |
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108 |
夜半狐憑 |
4 |
やはんきつねつき |
夜中に狐に憑かれたように面白くないことを言い続ける状態。 |
夜半狐憑小言親 |
やはんきつねつきこごとおや |
夜中に枕元に来てくどくどと同じ小言を繰り返す親。 |
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109 |
素人八段 |
4 |
しろうとはちだん |
この上なく素人で、知ったような 口をきかず、端然と役立たずであること。 |
素人八段無取柄 |
しろうとはちだんとりえなし |
何をやっても一つもできない。 |
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110 |
返事天才 |
4 |
へんじてんさい |
返事だけは立派。 |
返事天才不立役 |
へんじてんさいやくたたず |
あいつは返事だけは立派だ。 |
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111 |
備品窃盗 |
4 |
びひんせっとう |
皆で使う備品を盗むこと。自分勝手。 |
備品窃盗単独勝 |
びひんせっとうひとりがち |
皆で会費出してるのだ。いつもいつも独り勝ちはないだろう。 |
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112 |
元祖偽物 |
4 |
がんそにせもの |
一番最初に本物を真似た偽物。そのうちに元祖・本家爭になる。 |
元祖偽物真似下 |
がんそにせものまねした |
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113 |
平凡普通 |
4 |
へいぼんふつう |
平凡であることを指摘されないほどの普通。 |
平凡普通季節風 |
へいぼんふつうきせつかぜ |
季節が変われば風も変わる。これあたりまえ。季節風邪もごく普通。騒ぐほどのことじゃない。 |
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114 |
季節風 |
3 |
きせつふう |
季節の風。 |
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115 |
禿茶瓶 |
3 |
はげちゃびん |
茶瓶のような、つるっぱげ。
差別語?わざわざスキンヘッドにする人もいる。 |
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116 |
直樹本 |
3 |
なおきぼん |
芥川賞作家、又吉直樹の本。 |
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117 |
熟語通 |
3 |
じゅくごつう |
熟語をよく知っている人。 |
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118 |
単独勝 |
3 |
ひとりがち |
みんなマイナス、一人だけプラス。嫌われる。 |
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119 |
別世界 |
3 |
べっせかい |
この世ではない世界。違った世界。よいところもありわるいところもある。あの世。 |
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120 |
半可通 |
3 |
はんかつう |
通人ぶること。よく知らないのに知ってるようにふるまう人。 |
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121 |
杭疑惑 |
3 |
くいぎわく |
地盤固定の杭の強度が疑わしいこと。 |
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122 |
夜不眠 |
3 |
よるねれず |
何らかの理由で安眠できないこと。 |
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123 |
独居翁 |
3 |
どっきょおう |
独り暮らしの老人。 |
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124 |
馬鹿笑 |
3 |
ばかわらい |
ばかばかしいのほどの笑い。 みだりに大声で笑うこと。 |
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125 |
怪談講座 |
4 |
かいだんこうざ |
おどろおどろしい話は堂々とやれ。悪役レスラーが弱弱しくふるまったら恰好つかんやろ。 |
怪談講座聴階段 |
かいだんだんこうざかいだんできく |
たんなる駄洒落。洒落にもならない。 |
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126 |
憶測致死 |
4 |
おくそくちし |
まだまだ大丈夫と思ってたら死んじゃった。 |
憶測致死二次会 |
おくそくちしにじかい |
結婚式の二次会で調子に乗りすぎて下ネタ話をしたら会場がすっかり白けた。 |
127 |
毎回脱皮 |
4 |
まいかいだっぴ |
事あるごとに生まれ変わったように性格の変わること。 |
毎回脱皮豹変人 |
まいかいだっぴひょうへんのひと |
今度は何党で立候補? |
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128 |
全員家族 |
4 |
ぜんいんかぞく |
わが社は全社員親兄弟だといってリストラしないもんだから潰れちゃった。 |
全員家族一族死 |
ぜんいんかぞくいちぞくし |
団結が強すぎてて一人も生き残れなかった悲劇。 |
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129 |
全力保養 |
4 |
ぜんりょくほよう |
保養に全力を尽くし過ぎて逆に疲れること。 |
全力保養夏休暇 |
ぜんりょくほようなつきゅうか |
休み明けでぐったりだ。 |
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130 |
無力兆戦 |
4 |
むりょくちょうせん |
やたら挑戦してみても力がないんじゃーー |
無力兆戦身破滅 |
むりょくちょうせんみのはめつ |
力もないのに全財産つぎ込んでどうするの? |
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131 |
漱石枕流 |
4 |
そうせきちんりゅう |
自分の言ったことの誤りを直そうとしないこと。また、負け惜しみをしてひどいこじつけをするような偏屈な態度。 |
漱石枕流偏屈極 |
そうせきちんりゅうへんくつのきわみ |
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132 |
副担任顔 |
4 |
ふくたんにんがお |
副担任はなぜか担任より優しい印象がある。ただし、すぐに思い出せない転じて思い出しにくい顔のこと。 |
副担任顔看鏡中 |
副担任顔鏡中に看る |
この顔どこかで見たようなと思ったら自分の顔だった。 |
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133 |
配合微妙 |
4 |
はいごうびみょう |
どのような思惑で、そうしたのかと疑問に思うような微妙な配合。また、微妙に合わない人と人の関係性など。 |
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134 |
蝉声忘却 |
4 |
ぜんせいぼうきゃく |
夏の間あんなにうるさかった蟬の鳴き声も季節が変われば忘れてしまう。 |
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蝉声忘却失恋時 |
失恋は辛かろう。だが、月日が変われば、新しい恋をしているさ。 |
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135 |
大盛残骸 |
4 |
おおもりざんがい |
わざわざ大盛を頼んでおきながら食いきれずに残すバカ。 |
大盛残骸年賀状 |
おおもりざんがいねんがじょう |
買い過ぎた年賀状、出す必要のないところまで出しちゃった。 |
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136 |
居候昼寝 |
4 |
いそうろうひるね |
居候のくせに昼寝ばかりしている。自分の立場を弁えない行動。類語:王様掃除 |
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137 |
門外不出 |
4 |
もんがいふしゅつ |
貴重なものを、家の外には絶対に出さずに大切に秘蔵すること。 |
門外不出清張本 |
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