「漢詩鑑賞会A」からのお誘い2019.11.01

漢詩鑑賞会A「宋詩鑑賞」開講のご案内

漢詩鑑賞会Aは、神奈川漢詩連盟所属の会員を対象とする漢詩鑑賞会です。

神奈川漢詩連盟会員であれば、どなたでも、何時からでも入会できます。

一緒に漢詩を楽しく鑑賞しましょう。

講師 櫻庭慎吾先生神奈川県漢詩連盟竹林舎友

講義内容

宋の時代、北宋と南宋の約320年間、詩は文学の中心的位置を占め、その他に詞が盛行した。「全唐詩」はおよそ4万首、詩人の数は、2,200人餘といわれているが、「全宋詩」(1998年編)は27万首、詩人の数は9,000人餘があげられている。

宋代の特長は、政治面では唐代以来の名門貴族の没落のあと、科挙制度がさらに整備され、原則としてすべての人々に受験、任官の道が開かれた。北方からの異民族の圧迫はあったが文化的には安定した時代であり、印刷術の発達による図書出版の普及により読書人口は大幅に増えた。

「詩経」以来、時代の趨勢に抵抗するところに、詩の生命があると考えてきた中国の詩の伝統のなかで、宋代の詩人達は何を考えて詩を作ってきたのか・・・。そして宋代は各種の芸術においてひとつのピークを示す時代と把えたとき、詩人たちの美意識は如何なるものであったのか・・・。さまざまの切り口により宋代の詩を読み、詩人達の心の襞に接近したい。

採り上げる詩人は、北宋では蘇軾を中心とした詩人群を、南宋では陸游、楊萬里、笵成大等を予定している。

 

会場 神奈川県立地球市民かながわプラザ大会議室(1階)

   JR本郷台駅徒歩3分 電話045−896−2121

開催日時 令和2年1月開講、以後毎月1回。(但し、8月、12月を除く)

原則として第4木曜日。 午後1時15分〜3時45分

第1回定例会 令和2年1月23日(木) 午後1時15分〜3時45分

参考テキスト  中国名詩選・下 川合康三著 岩波文庫

会費  費用発生に応じ、千円(一人)単位で精算する。

    集金月は、定例会で予告する。

参加申し込み先 漢詩鑑賞会A事務局 瀧川智志 

(e-mail)takigawa.ty@jcom,zaq.ne.jp  (tel)045-516-1234