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杜牧作詩の背景 |
「杜牧年譜」 「唐代詩人年表」 「唐王朝年表」 「中国の歴史要約」 |
杜牧年譜1 803年 1歳 ~839年 37歳 杜牧年譜2 840年 38歳 ~852年 50歳 唐代詩人年表1 580年 魏 徴 ~718年 賈 至 唐代詩人年表2 735年 李 頎 ~843年 魚玄機 唐王朝年表1 618年 高 祖 ~779年 代 宗 唐王朝年表2 779年 徳 宗 ~907年 哀 宗 中国の歴史要約1 中国の歴史要約2 分裂の時代 |
「人名・ 用語・ 書名」 |
人名 杜牧 杜佑 元稹 白居易 牛僧儒 李徳裕 李白 杜甫 孟浩然 王維 高祖(李淵) 太宗(李世民) 王莽 煬帝 魏徴 杜 審言 宋之問 賀知章 高宗 則天武后 中宗 睿宗 韋皇后 玄宗皇帝(李隆基) 楊貴妃 阿倍仲麻呂(晁衡/朝衡) 張九齢 李林甫 安禄山 肅宗 柳宗元 韓 愈 李商隠 温庭筠 魚玄機 用語 宦官 甘露の変 牛李の党争 遣隋使 貞観の治 遣唐使 開元の治 安史の乱 節度使 唐朝官職 書名 全唐詩 |
再 掲 山 行 唐 杜 牧 漢詩鑑賞辞典547頁 全唐詩卷二百七十三 |
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字句解釈 |
山行 山歩き。 寒山 寂しい山。 石徑 石ころみち。徑はこみち。 白雲 仙人の縁語。 人家 仙人の住む家。(参考)山居(宋・釋志芝) 坐愛 そぞろに愛す。なんとなく、わけもなく。 楓林 楓樹。江南に多い。日本のカエデとは別種。 霜葉 霜にあって紅葉した葉っぱ。 紅於 於(より)もくれない。転じて、「こうお」は紅葉(もみじ)のことをいう。 二月花 旧暦の3月の花、桃の花。 |
詩の鑑賞 |
軽妙洒脱。晩唐の洗練された、静かな、平安な、絵に書いたような一詩。 |
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字句解釈 |
一間 ひとま、ひとへや。 半間 ひとまの半分。 |
詩の鑑賞 |
隠者、仙人の代表的詩。隠者の典型、理想像。 |
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字句解釈 |
淸明 1年を24に分割した季節(24節気) のひとつ。春分から15日後。新暦4月5日。花冷えの頃。 紛紛 雨や花が乱れ落ちるさま。 行人 旅人 欲斷魂 心が滅入るようだ。 借問 ちょっと教えてよ。 牧童 樵夫、漁夫と同様に、仙人と俗人の中間の存在。 杏花村 白っぽいあんずの花。桃の花(赤っぽい)ではだめ。雨の中に煙っている。 |
詩の鑑賞 |
起承転結がよい。転句がすばらしい。絵を見るような一詩。 |
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字句解釈 |
江南 長江の武漢より下流の 九江、江蘇省、 蘇州、上海のあたり。 風光明媚で日本と気候がよく似ている。上流の南側は湖南。 鶯 日本の鶯と異なりもっと大きい。朝鮮鶯。 綠映紅 桃、あるいは、杏の花の背景に緑が点々と映ずるぐらいの花盛り??? 酒旗 酒屋の旗。 南朝 中国の歴史要約1 南北朝時代< 地名の南京は明の永楽帝が 北京に都を移したことによる。 八十寺 十はシン(真韻)と読んで平字。もともと方言で、使い始めたのは白居易。 多少 ①沢山、②多いか少ないか、③多いか少ないか?(疑問)。日本語では少ないの意。ここは① |
詩の鑑賞 |
起承は2次元水平方向の景色、転結は3次元垂直方向の歴史。のどかな春景色。 |
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字句解釈 |
秦淮 南京を取り巻く川の名。王安石 煙 もや。 籠 とじこめる。つつみこむ。籠は鳥かご、は魚を入れるかご。 寒水 ものさびしい水。 月籠沙 白い月光と砂の白が混ざって区別がつかない。 商女 芸者。 後庭花 玉樹後庭花 |
詩の鑑賞 |
起承は2次元水平方向の景色、転結は3次元垂直方向の歴史。 |
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字句解釈 |
妖姫 艶めかしい女性。 臉 目の下あたり。顔の代名詞。 後庭 宮殿の前は政治をするところ、後ろは美女の遊ぶところ。 |
詩の鑑賞 |
起承転結が不十分。 |
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字句解釈 |
烏衣 烏のような黒い着物。大貴族の大富豪の子弟は黒い服を着ていた。 巷口 町の入口。 王謝 金持ちの王さん、謝さん。 百姓 いろいろな沢山の姓。「ひゃくしょう」ではない。 |
詩の鑑賞 |
南京の今昔の栄枯盛衰を詠っている。これも、起承は情景、転結が歴史。 |