ブルーライト漢詩36
憶山崎豊子先生大地之子板行
山崎豊子先生の「大地の子」の出版を憶う
六甲山斎司馬遷
六甲山斎(書斎)の司馬遷
民情欲究自猶鞭
民情究めんと欲し自猶鞭うつ
扶桑禹域干戈惨
扶桑(日本)禹域(中国)の干戈(戦争)の惨
記得雄文万世伝
記し得たり雄文万世に伝わらん
解説
神奈川新聞平成27年10月4日日曜日版から転載
≪漢詩アラカルト≫
全日本漢詩連盟でも神奈
川県漢詩連盟でも、女性会
員の割合は20~30%くらい
だろうか。それでも女性の
実力者は多い。ネ申漢連の古
田光子さんや水城まゆみさ
んは、カルチャーセンター
などで「漢詩初級入門講座」
を開いている。漢詩にも女
子会があってもいいじゃな
いか、という声が上がって
今年2月、神漢連の中に女
子会が生まれた。古田、水
城さんを中心に二十数人が
参加して「漢詩に登場する
悲劇の女性」といったテー
マで勉強会が進んでいる。
会場は神奈川近代文学館。
同館の手前に霧笛橋がある
ので会の名前は「霧笛(無
敵)女子会」となった。
作者紹介
岡崎満義
おかざき・みつよし
1936年鳥取県生まれ。京都大文学部卒。
60年文芸春秋入社。
「ナンバー」「文芸春秋」編集長など。
99年退職。全日本漢詩連盟常務理事、
神奈川県漢詩連盟会長。
茅ヶ崎市在住。
shinkanren@.jp
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