第50回講義 音声を聞くにはプラグインが必要です。 (ブラウザの設定にもよりますが音声を聞くには 「ブロックされているコンテンツを許可」し、 スタートボタンをクリックしてください。 尚、Windows10標準のブラウザーedgeでは音声再生ができません。 internetexplorer11をご使用ぐださい。) |
杜牧作詩の背景 |
「杜牧年譜」 「唐代詩人年表」 「唐王朝年表」 「中国の歴史要約」 |
杜牧年譜1 803年 1歳 ~839年 37歳 杜牧年譜2 840年 38歳 ~852年 50歳 唐代詩人年表1 580年 魏 徴 ~718年 賈 至 唐代詩人年表2 735年 李 頎 ~843年 魚玄機 唐王朝年表1 618年 高 祖 ~779年 代 宗 唐王朝年表2 779年 徳 宗 ~907年 哀 宗 中国の歴史要約1 中国の歴史要約2 分裂の時代 |
|
|
字句解釈 |
淸明 1年を24に分割した季節(24節気) のひとつ。春分から15日後。新暦4月5日。花冷えの頃。 紛紛 雨や花が乱れ落ちるさま。 行人 旅人 欲斷魂 心が滅入るようだ。 借問 ちょっと教えてよ。 牧童 樵夫、漁夫と同様に、仙人と俗人の中間の存在。 杏花村 白っぽいあんずの花。桃の花(赤っぽい)ではだめ。雨の中に煙っている。 |
詩の鑑賞 |
起承転結がよい。転句がすばらしい。絵を見るような一詩。 |
|
|
字句解釈 |
秦淮 南京を取り巻く川の名。王安石 煙 もや。 籠 とじこめる。つつみこむ。籠は鳥かご、は魚を入れるかご。 寒水 ものさびしい水。 月籠沙 白い月光と砂の白が混ざって区別がつかない。 商女 芸者。 後庭花 玉樹後庭花 |
詩の鑑賞 |
起承は2次元水平方向の景色、転結は3次元垂直方向の歴史。 |
|
|
字句解釈 |
江南 長江の武漢より下流の 九江、江蘇省、 蘇州、上海のあたり。 風光明媚で日本と気候がよく似ている。上流の南側は湖南。 鶯 日本の鶯と異なりもっと大きい。朝鮮鶯。 綠映紅 桃、あるいは、杏の花の背景に緑が点々と映ずるぐらいの花盛り??? 酒旗 酒屋の旗。 南朝 中国の歴史要約1 南北朝時代< 地名の南京は明の永楽帝が 北京に都を移したことによる。 八十寺 十はシン(真韻)と読んで平字。もともと方言で、使い始めたのは白居易。 多少 ①沢山、②多いか少ないか、③多いか少ないか?(疑問)。日本語では少ないの意。ここは① |
詩の鑑賞 |
起承は2次元水平方向の景色、転結は3次元垂直方向の歴史。のどかな春景色。 |
再 掲 山 行 唐 杜 牧 漢詩鑑賞辞典547頁 全唐詩卷二百七十三 |
|
|
字句解釈 |
山行 山歩き。 寒山 寂しい山。 石徑 石ころみち。徑はこみち。 白雲 仙人の縁語。 人家 仙人の住む家。(参考)山居(宋・釋志芝) 坐愛 そぞろに愛す。なんとなく、わけもなく。 楓林 楓樹。江南に多い。日本のカエデとは別種。 霜葉 霜にあって紅葉した葉っぱ。 紅於 於(より)もくれない。転じて、「こうお」は紅葉(もみじ)のことをいう。 二月花 旧暦の3月の花、桃の花。 |
詩の鑑賞 |
軽妙洒脱。晩唐の洗練された、静かな、平安な、絵に書いたような一詩。 |
|
|
字句解釈 |
題烏江亭 「烏江亭」とも題す。烏江の渡し場の宿場役人。 烏江に項羽の墓がある。 垓下の戦い 項羽 虞美人 劉邦 咸陽 阿房宮 鴻門の会 函谷関 范増 韓信 張良 蕭 何 木曽義仲 巴御前 史記項羽本記 兵家 兵法家。軍事の専門家 江東 揚子江の東。江南と同意義だが、江南は穏やかな感じで、ここは江東でなくてはならぬ。 才俊 才能ある人。豪俊とも。 捲土重來 土を捲きて重ねて来る。 |
詩の鑑賞 |
懐古七言絶句のお手本。単なる懐古ではなく、もしあの時ーーであれば、とひとひねりしている。 |
|
|
字句解釈 |
騅不逝 騅は芦毛(白黒)の馬(普通名詞)。ここでは項羽の馬の名。 |
詩の鑑賞 |
項羽最後の愛情の籠もった悲壮な歌。 |
|
|
字句解釈 |
賤妾 虞美人。 |
詩の鑑賞 |
虞美人の返歌。この後自害し、墓に咲いた花を虞美人草(ひなげし、ポピー)という。 |
|
|
字句解釈 |
|
詩の鑑賞 |
杜牧のしに比べ詩的に劣る。宋詩の欠点である。 |
|
|
|
|
字句解釈 |
皇師 天皇の兵士。 強虜 ロシア。 何顏看父老 項羽の故事を踏まえる。。 |
詩の鑑賞 |
乃木希典の心情が吐露されている。 |
|
|
字句解釈 |
赤壁 赤土の岩壁。 赤壁の戦い 曹操 司馬懿 劉備 諸葛亮 孫権 周瑜 折戟 折れた鉾。 未銷 未だすり減っていない。 周郎 周瑜 銅雀 銅雀台。曹操の宮殿。 二喬 小喬(妹)は周瑜の室、大喬(姉)は曹操の兄の室。 |
詩の鑑賞 |
「もしーーーならば」と一捻りしている。 |
|
|
字句解釈 |
荊襄 荊州・襄陽。 烏鵲南飛 曹操の古詩に用例有り。 周郎 周瑜 漁父 漁師。 唱滄浪 楚辞に用例有り。漁父 |
詩の鑑賞 |
是清代詩人趙翼創作的一首七言律詩。這首詩從歴史與現實的差異,時間與空間的對照來表 現今昔之感,並以冷靜幽遠的筆墨,抒懷“棄官歸郷、淡於名利”的歸隱之志。 全詩用典自然,對仗工整,境界遼闊,感情激蕩。 |