第56回講義 音声を聞くにはプラグインが必要です。 (ブラウザの設定にもよりますが音声を聞くには 「ブロックされているコンテンツを許可」し、 スタートボタンをクリックしてください。 尚、Windows10標準のブラウザーedgeでは音声再生ができません。 internetexplorer11をご使用ぐださい。) |
杜牧作詩の背景 |
「杜牧年譜」 「唐代詩人年表」 「唐王朝年表」 「中国の歴史要約」 |
杜牧年譜1 803年 1歳 ~839年 37歳 杜牧年譜2 840年 38歳 ~852年 50歳 唐代詩人年表1 580年 魏 徴 ~718年 賈 至 唐代詩人年表2 735年 李 頎 ~843年 魚玄機 唐王朝年表1 618年 高 祖 ~779年 代 宗 唐王朝年表2 779年 徳 宗 ~907年 哀 宗 中国の歴史要約1 中国の歴史要約2 分裂の時代 |
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字句解釈 |
贈別 普通、別れて行く人が残すものを留別というが、ここではその意で用いている。 娉娉 みめよいさま。 嫋嫋 しなやかなさも。 豆蒄 マメ科の植物。 梢頭 えだのさき。 有心 蝋燭の芯と擬人化した心をかける。 |
詩の鑑賞 |
835年、杜牧33歳、長安に召喚され、監察御使に任ぜられ東都(洛陽)に移る。 揚州との別れの詩。杜牧の代表的詩。「多情卻似總無情」いろいろな解釈がある。 以下揚州追記 范蠡(はんれい) 春秋列国の形勢 陶朱猗頓富 (とうしゅいとんのとみ) 呉 越 呉王夫差 越王勾践 会稽恥 西施 狡兎死良狗烹、高鳥尽良弓蔵。 (こうとししてりょうくにられ、こうちょうつきてりょうきゅうかくる。) 淮水 邗溝(かんこう) 五湖(太湖) 斉 宋(陶丘) |
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字句解釈 |
広瀬淡窓 靉靆橋 めがね橋。 瓊江 長崎。美しい川。 |
吟 詠 細江利昭様 江南春 唐 杜 牧 漢詩を楽しむ53頁 漢詩鑑賞辞典544頁 全唐詩卷五百二十二 |
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字句解釈 |
江南 長江の武漢より下流の 九江、江蘇省、 蘇州、上海のあたり。 風光明媚で日本と気候がよく似ている。上流の南側は湖南。 鶯 日本の鶯と異なりもっと大きい。朝鮮鶯。 綠映紅 桃、あるいは、杏の花の背景に緑が点々と映ずるぐらいの花盛り??? 酒旗 酒屋の旗。 南朝 中国の歴史要約1 南北朝時代< 地名の南京は明の永楽帝が 北京に都を移したことによる。 八十寺 十はシン(真韻)と読んで平字。もともと方言で、使い始めたのは白居易。 多少 ①沢山、②多いか少ないか、③多いか少ないか?(疑問)。日本語では少ないの意。ここは① |
詩の鑑賞 |
起承は2次元水平方向の景色、転結は3次元垂直方向の歴史。のどかな春景色。 |
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字句解釈 |
雙鬟 そうかん。少女の2つ輪の髪型。 納之 側室にする。 豫章姝 豫章は南昌のこと。姝は美女。 翠茁 すいさつ。緑の芽がもえいでる。 丹葉蓮 赤い葉っぱ(若葉)のはす。 踟躕 ちちゅう。ためらう。 婥婥 婥はうつくしい、みめよい。 當壚 酒の接待。司馬相如・文君の故事あり。 (参考)春思(賈至) 跗 がく、うてな。 落拓 おちぶれること。 |
詩の鑑賞 |
太和九年、杜牧33歳、曾て26歳の時沈伝師のもとで会った美女張好好に再会した時の詩。 |
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字句解釈 |
宣州 宣城。南京と杭州の中間にある。 開元寺 、開元寺。 謝脁 最深處 處は、上声韻。おる、いる、ある。この詩の押韻は仄上声である。 (参考)********************
煙塢 塢は土手、郭。もやのかかった土手。 九十尺 1尺=27.8cm。 90尺=25m。 粉堵 堵は垣根、粉は化粧をした。白壁のこと。 無旦夕 朝夕なく、一日中。 |
詩の鑑賞 |
杜牧が宣州の長官となり、開元寺を訪ねたときの詩。。 |
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字句解釈 |
無度 なみはずれた。 |
詩の鑑賞 |
宣城郡太守の官舎の高齋に、心安らかに坐して、その景色と心境をのべた。 斉王の法曹なる呂僧珍に答えた作。 |
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字句解釈 |
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詩の鑑賞 |
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