漢詩百人一首
日本の百人一首は、古来広く親しまれています。これを漢詩にすることは一種の課題詩を作詩する
に等しいように思われます。本歌をどのように解釈するか、漢詩としてどのように表現するか、
百人百様の漢詩が生まれるようで興味深いと思います。
皆様、どの歌でも結構です。重複してもかまいません。傑作をお寄せ下さい。
先着順にこのページに紹介致します。実名、匿名、自由です。
1.秋の田のかりほの庵の苫をあらみ、わが衣手はつゆにぬれつつ 天智天皇
2.
3.
4.田子の浦にうちいでてみれば白妙の、富士の高嶺に雪は降りつつ 山部赤人
青青松樹映汀沙 富嶽衝天白帽嘉 遙憶孤舟洋上客 山巓雨雪似飛花 無名氏(2014.04.28)
青青 松樹 汀沙に映え 富岳 天を衝きて 白帽嘉し 遙かに憶う 洋上 孤舟の客 山巓 雪ふること 飛花に似たらんと
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60.大江山 いく野の道の 遠ければ まだふみも見ず 天の橋立 小式部内侍
母隔山河丹後隈 女畱京洛上瑤臺 機知一詠酬風聞 夭逝何人不惜才 城田六郎(2014.06.21)
母は山河に隔てられ 丹後の隈 女は京洛に留まり瑤台に上る 機知の一詠 風聞に酬ゆ 夭逝何人か才を惜しまざらん
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