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字句解釈 |
人名 玄宗皇帝 楊 貴妃 高 力士 安 禄山 史 思明 杜 甫 孟 浩然 王 維 張 九齢 李 林甫 楊 国忠 粛宗 永王 璘 地名 九江 江陵 荊州 襄陽 洛陽 河東(太原) 廬山 馬嵬 四川省成都 用語 節度使 |
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送内尋廬山女道士李騰空二首 唐 李 白 全唐詩 巻184 |
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字句解釈 |
内 内室、妻。李白の4番目の室。 廬山 九江の近くの山。 李 騰空 李 林甫の娘、道教の女道士。 水舂 水車でうすをつく。 母雲 うんも。漢方薬であった。 石楠花 しゃくなげ。風藥(風邪薬?)にする。 紫霞 紫は仙人、皇帝の色。 |
詩の鑑賞 |
李白の室と廬山にいる女道士の李 林甫の娘が仲良しで、尋ねて行った。実際、李白も廬山に籠ることになった。 |
送内尋廬山女道士李騰空二首 唐 李 白 全唐詩 巻184 |
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字句解釈 |
多君 君を尊敬する。 相門 総理大臣。 學道 道教の道を学ぶ。 素手 白い手。 掬青靄 青い靄をすくう。 羅衣 うすぎぬ。 屏風疊 屏風のように連なった山。或はそのようなところの固有名詞。 鸞 想像上のめでたい鳥。 玉鞭 玉でできた美しいむち。 |
詩の鑑賞 |
李 林甫の娘、李騰空に贈った詩。李白も廬山に隠居した。がーーーー。 |
永王東巡歌十一首 唐 李 白 全唐詩 巻一百六十七 永王璘。明皇子也。天宝十五年。安禄山反。詔璘領 山南、嶺南、黔中、江南、四道節度使。十一月。璘至江陵。 募士数万。遂有窺江左意。十二月。引舟師東巡。 永王璘。 明皇の子也。 天宝十五年。 安禄山反す。 璘に詔す、 山南、嶺南、 黔中、江南、四道節度使を 領することを。十一月。璘 江陵に至る。 士を募るに 数万。遂に江左を窺う 意あり。十二月。舟師を引き 東に巡す。 |
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字句解釈 |
明皇 玄宗 永王 永王璘。 竜虎旗 皇帝の旗。 出師 軍隊を出す。 樓船 二階建ての大船。 竜虎旗 皇帝の旗。 江漢 長江(揚子江)と漢水。 雁鶩池 かもとあひるの遊ぶようなおだやかな池。 |
詩の鑑賞 |
李白が永王に仕えて、その出師を称えた詩。 |
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字句解釈 |
二帝 玄宗と肅宗 巡遊 実際は逃亡したのだが、皇帝なので巡遊という。 五稜 長安にある唐王朝代々の墓。玄宗は第六代皇帝。 松柏 松と柏。柏は「びゃくしん」で「かしわ」ではない。用例「漢詩を楽しむ」126頁 藤井啓「芳野懐古」古陵松柏吠天飆。 賢王 永王のこと。 |
詩の鑑賞 |
これも、李白が永王に仕えて、その出師を称えた詩であるが、意に反して永王は賊軍となってしまい、 李白は獄に囚われることになる。 |
獄中上崔相渙 唐 李 白 全唐詩巻一百七十 李白十 |
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字句解釈 |
胡馬 安禄山の軍馬。 賢相 崔相渙。(おべんちゃらでもちあげている。) 元気 万物を生み育てる天地の気。天地の法則。 海縣 揚子江の水辺のこのあたり。 台庭 大臣の執務室。 夔龍 舜代の名臣の名前。 列宿 星座。ここでは綺羅星のように連なる立派な高級官吏たちのこと。 成行 物事の成り行きとその結果。 羽翼 鳥の羽。ここでは補佐の人。 三元聖 三人の名臣。誰をさすかは不明。 兩太陽 肅宗と玄宗。 覆盆 伏せた盆。(伏せた盆の下に冤罪で囚われている。「覆水盆に還らず」の覆ではない。) |
詩の鑑賞 |
李白の必死の嘆願の詩。この詩の効果もあって李白は死罪を免れた。 |
贈内 唐 李 白 全唐詩巻一百八十四 李白二十四 |
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字句解釈 |
太常 宮廷にあって祭祀を祀る役人。後漢の太常が病んだとき妻が見舞ったら罪にした。 太常の妻は割に合わぬ。(後漢書) |
詩の鑑賞 |
李白が獄に居たときに妻室に贈った詩。平仄不良。 |
上皇西巡南京歌十首 唐 李 白 全唐詩 巻一百六十七 天宝十五載六月己亥。禄山陥京師。七月庚辰。次蜀郡。八月癸巳。 皇太子即皇帝位於霊武。 十二月丁未。上皇天帝至蜀郡。 大赦。以蜀郡為南京。 天宝十五載六月己亥。 禄山京師を陥す。七月庚辰。 蜀郡に次す。八月癸巳。 皇太子霊武において皇帝位に即く。 十二月丁未。上皇天帝蜀郡に 至る。 大赦。蜀郡を以って 南京と為す。 |
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字句解釈 |
南京 成都。 皇太子 肅宗。 上皇天帝 玄宗。 誰道 誰が言う、そんなことはない。反語。 六龍 六頭立ての馬。 錦江 成都にある川。錦の川。成都は錦の産地である。 渭水 長安の川。 玉塁 成都の近くの山名。玉塁山。 |
詩の鑑賞 |
李白が許されて獄を出たのち肅宗と玄宗を詠んだ詩。 |
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字句解釈 |
剣閣 成都の近くの剣門山にある関所。蜀の桟道の起点。 紫極 宮廷。 乾坤 天地。 |
詩の鑑賞 |
玄宗皇帝が成都から長安に帰る有様を詠んだ詩。 |
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与史郎中欽聴黄鶴楼上吹笛 唐 李 白 漢詩を楽しむ 87頁 漢詩鑑賞辞典 250頁 |
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字句解釈 |
史郎中欽 郎中(官職の名)の史欽。人となり不明、昔、李白と交流のあった人か? 聴吹笛 単に笛の音が聞こえてきたのではなく、送別の宴で笛を吹いてくれたのではなかろうか? 遷客 左遷されて人。 長沙 左遷の地の代表。 落梅花 曲名。 |
詩の鑑賞 |
左遷された惨めな時期の深みのある絶唱である。 |
流夜郎贈辛判官 唐 李 白 全唐詩 巻一百七十 李白十 |
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南流夜郎寄内 唐 李 白 全唐詩 巻一百八十四 李白二十四 |
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