聞王昌齢左遷竜標尉遥有此寄 唐 李 白 岩波唐詩選下43頁 |
|
|
字句解釈 |
王昌齢 王昌齢は詩は上手であってが仕事熱心ではなかった。ためにしばしば左遷された。 竜標尉 竜標の尉、尉は役名。 楊花 ねこやなぎ。晩春のころ花が綿毛となって飛ぶ。 子規 ホトトギス 別名が多い。杜宇、杜鵑、杜魂、杜魄、蜀魂、蜀魄、不如帰、 日本では初夏の爽やかなイメージがあるが、漢詩では悲しみの表現である。 五溪 洞庭湖の西南端にある。 夜郎 湖南省沅陵のあたり。 |
詩の鑑賞 |
この詩ではホトトギスで悲しみを表現している。竜標、五溪、夜郎は、当時は僻遠の流刑地であったが、 現在は大橋が出来、工業団地のある都会となっているようだ。 |